第4回:食事相談のほほえみは、健康の鏡。

先日、こんなことがありました。

特定保健指導で、ある福祉団体に伺っていたときのこと。

面談のスタートから、おいでになるみなさんは穏やかな雰囲気。


ところが、5番目の方との面談で、

雰囲気は一変しました。


ノックなしに、いきなり面談室に入室されたのは、

男性管理職のSさん(57歳)。

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こちらがお声をかける間もなく、

持っていた書類をバサッと机の上に置いて、

「さっさと面談を始めてよ」と。


その勢いに驚きながらも、

「特定保健指導のご案内などで、

 なにか失礼なことがございましたでしょうか」と

お声かけをしました。

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すると、Sさんは、「いや、あなたじゃないんだけどね」。


「どういったことがございましたか。

 お差し支えなければ、お聞かせいただけませんか」

「それはね、……


こんなやりとりを始めたことで、

Sさんのご体験や、お感じになっていることが

明らかになってきました。

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おっしゃったのは、こんなこと……


*昨年も特定保健指導を受けたけれど、

そのときの面談担当者とは初対面。

最初に、Sさんに名を尋ねたとき、

フルネームで名乗るよう指示された。 

それでいて、その担当者自身は、

苗字しか名乗らなかった。


*昨年の面談では、「メタボ予備群」と言われ、

「このままだと生活習慣病になる」と

一方的に決めつけられて不快な思いをした。

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*どうせ今年も同じことを言われるのだろう、と思ってきたので、

なんとなくムシャクシャしてきた。


そんなお話を、ゆっくりと問いかけて伺いました。

「そうでしたか」

「そのとき、Sさんはなんとおっしゃったのですか」

「確かにご気分を害されるかもしれませんね」

などと、問いかけたり、共感したりしながらセッションを続けました。

(前回の担当者の批判は意識して避けました)


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すると、10分とたたないうちに、

Sさんの表情や態度が柔らかくなってきました。

入室されたときの攻撃的な態度が

すっかりなくなってきたのには驚きました。


けして、こういう場面を想定して

準備していたわけではなく、

いつものように対応しただけなのに。


後日、このセッションを振り返ってみて、

ほかでもありそうなこんな場面に関して、

対策があるように思いました。

そこで、そのポイントを書き出してみました。

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面談前には自分の服装や表情を

チェックすることを習慣にする。

(明るさや清潔さ、フレンドリーな表情など)

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お相手をにこやかにお出迎えする。

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明るい声でごあいさつをする。

(もちろん、おじぎも)


こちらの自己紹介はフルネームで。


「健診結果をご覧になりましたか」など、

ていねいなコトバづかいを心がける。

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「健診結果をご覧になっていかがですか」など、

お相手が主体になる問いかけをする。


「病気になる」など、「脅し型の指導」は避ける。


基本的に、人は、自分の話をていねいに聞いてもらうことは

不愉快なことではなく、

むしろ、快いことなのではないでしょうか。


それは、担当者が、お相手に迎合することとは異なります。

ゆったりとしたお話し合いは、

その場の空気を柔らかくします。

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それらは、担当者の

食事相談のための基本スキルと言うよりも

自分の環境を、より健康的にするための基本スタイルでしょう。


相手かまわず〝お愛想笑い〟をするのではなく、

自分が平穏に生きていること、

健康環境の向上に参加していることの喜びが、

表情や身だしなみに自然と現われる……

そんなほほえみと考えればよいのでしょう。

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そのほほえみは、

まずは自分自身をハッピーにしますし、

家族、ご近所、同僚、ペット、植物との関係も

ハッピーにしてくれるはずです。


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by yuki-corp | 2025-03-28 20:46 | 健康 | Comments(0)

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